防災の知識を身につけて家族と自分を守ろう

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このサイトでは、防災に関する基本的な知識や、毎日の生活に取り入れるためのヒントなどを紹介します。このサイトの記事を読み、1回3分以内にまとめたオリジナル動画を観ることで、基本的な防災知識を身につけることができます。

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防災の基礎知識

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ソナリスの理念

〜アラ還世代のおうち防災ラボ〜

はじめに 防災は身近なテーマ

「防災は大切だと分かっているけれど、つい後回しにしてしまう。」
そんな声を、これまで多く耳にしてきました。

地震や台風といった災害は、日本に暮らしている以上、避けて通ることはできません。それでも日々の忙しさのなかでは、非常食の備蓄や避難経路の確認をつい忘れがちです。

ソナリスは、そんな“わかっているけれどできていない”という思いに寄り添い、小さな一歩を後押しするために立ち上げた「アラ還世代のためのおうち防災ラボ」です。

きっかけは東日本大震災

私が防災に真剣に向き合うきっかけとなったのは、2011年の東日本大震災でした。

当時、東京のビル6階で勤務していた私は、突如襲ってきた大きな揺れに足がすくみました。外の景色が揺れる恐怖とともに、「薬がない」という強い不安に襲われたのです。持病のため、薬を飲み続けなければ生活できません。しかしその日、たまたま薬を持ち歩いていなかったのです。もし帰宅できなかったら?もし薬が切れたら?想像するだけで恐ろしくなりました。

その瞬間、「これからは常に薬を持ち歩こう」と心に決めました。防災は特別なものではなく、日常と切り離せないのだと痛感した出来事でした。

リュックの中身2

震災後、茨城の実家に戻った私は、同居している両親との防災意識の違いにも気づきました。私は「自分だけなら何とかなる」と思っていましたが、両親も一緒に暮らしている以上、守るべき命は私一人ではありません。さらに母は脳梗塞を患い、体に麻痺が残りました。避難所まで歩いて行くのは難しく、在宅避難を前提とした準備が必要です。ここから「家族の状況に合わせた防災」が、私にとって大切なテーマになりました。

ソナリスがめざすもの 防災のために備える

こうした体験を経て、私は「防災は特別な人だけのものではない」と強く感じるようになりました。災害は誰にでも起こりうる現実であり、明日かもしれません。だからこそ、「想定外を減らす」ための備えをしておくことが、自分や家族を守る唯一の方法です。

つっぱり棒で固定する

また、被災地に住んでいなくても影響を受けることがあります。災害直後にスーパーやドラッグストアから食料や日用品が消え、必要な人に届かなくなる。そんな場面は首都圏でも珍しくありません。「自分には関係ない」と思っていても、社会全体の混乱は誰の暮らしにも影響します。

ソナリスの理念は、「あなたと家族の命を守るために、無理のない備えを一緒に考える」こと。完璧を目指すのではなく、小さな行動を積み重ねることで、いざという時の不安を減らしていくことを目標としています。

防災の基礎知識が自分や家族を守る

ソナリスでは、防災の基礎知識から実践的なヒントまで、生活に根ざした情報を発信しています。

  • 避難所と福祉避難所の違い

  • 非常持ち出し袋に本当に必要なもの

  • 備蓄を「3日分」から「1週間分」に広げる工夫

こうした知識を、具体的な事例を交えてわかりやすく解説しています。

特にアラ還世代や高齢の家族を持つ方に役立つ視点を大切にしています。
重いリュックを背負えないなら分散備蓄を。女性に必要な日用品や衛生用品を忘れずに。薬や眼鏡といった「その人だから必要なもの」を確保する工夫。こうした視点を盛り込むことで、読者が「自分に合った備え」を見つけやすくなるようにしています。

ソナリスの特徴は、「小さな備えから始めよう」という姿勢です。大がかりな準備を一気にするのではなく、日常の買い物に「少し多めに買う」「しまう場所を決める」といった工夫を取り入れること。これなら誰でも無理なく始められます。

防災セット

何から始めればいいのかスグわかる

防災の準備は、知識だけでは意味がありません。実際に行動に移してこそ、安心へとつながります。しかし「何から始めればいいのかわからない」と感じる人も少なくありません。

だからこそ、ソナリスは「一緒に考え、一緒に進めていく場所」でありたいと思います。記事を読むことで「今日からできる一歩」を見つけ、それを積み重ねていく。そんな伴走者のような存在をめざしています。

防災は特別な日だけのものではなく、日常の延長にある行動です。歯を磨くように、買い物リストを作るように、自然に取り入れていける習慣に変えていきましょう。

結びに

ソナリスの理念は、東日本大震災での体験と、家族の状況から生まれました。
薬がなくて不安だった自分。避難が難しい母を前に、「家でどう過ごすか」を考えざるを得なかった現実。その経験から、「誰にでもできる身近な備え」を伝えたいと強く思うようになりました。

大切なのは、完璧を目指すことではなく、「できることから始める」ことです。
一人ひとりの小さな行動が、未来の安心へとつながります。

どうか、あなたも今日から一歩を踏み出してください。
ソナリスは、その歩みをこれからも支え続けていきます。

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